消費者庁は7日、インフルエンザワクチンの接種費用を割り引く代わりに、クリニックの高評価の口コミをグーグルマップに投稿させた行為が「ステルスマーケティング」(ステマ)に当たり景品表示法に違反するとして、医療法人社団祐真会に対し表示の取りやめと再発防止を求める措置命令を出したと発表した。2023年10月にステマの規制が開始されて以来、初の行政処分となる。【渕本稔】
祐真会は、運営する「マチノマ大森内科クリニック」(東京都大田区)でインフルエンザの予防接種を受けた人に対し、グーグルマップに星5つまたは4つの高い評価の口コミを投稿すれば、接種費用を550円割り引くと2023年10月2-17日に依頼していたという。
消費者庁は12月8日以降にグーグルマップ上に表示されていた45件の投稿をステマと認定した。投稿はいずれも星5つの最高評価だった。
消費者庁は、
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