厚生労働省は7日、2025年4月に施行される「かかりつけ医機能」報告制度の検討状況を社会保障審議会の医療部会に報告し、省内の分科会で7月ごろ、制度の枠組みを取りまとめる方針を示した。病院や診療所は26年1-3月に初回の報告を行う。【兼松昭夫】
厚労省は、病院や診療所が報告した「かかりつけ医機能」のうち、患者が受診先を選択するのに役立つものは医療機能情報提供制度(ナビイ)の報告事項に盛り込む。省内の「かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会」で近く具体案を示す方針で、報告制度の枠組みを巡る議論は大詰めの段階に入る。
新たな報告制度を作るのは、地域に足りない「かかりつけ医機能」を底上げして、患者が受診先を適切に選択できるようにするためで、特定機能病院と歯科の医療機関を除く全国の病院と診療所を対象にする。
病院や診療所は、
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