厚生労働省は10日、代替品があり、過去5年間の平均シェアが3%以下の医薬品を対象に供給停止・薬価削除のプロセスを簡素化することを関係者会議に提案し、了承された。これにより、製薬企業と厚労省が関係学会に意見を求めるプロセスが3回から1回に簡略化される。【渕本稔】
現行のプロセスでは、まず製薬企業が医薬品の供給停止・薬価削除について事前に関係学会から了承を得た上で、厚労省に「供給停止事前報告書」を提出する。厚労省は供給停止の可否について関係学会にヒアリングを実施し、問題がなければ、製薬企業は厚労省に「薬価削除願」を提出。薬価削除の可否について、厚労省は再び関係学会から意見を聴くこととしている。
厚労省の案では関係学会に意見を求めるプロセスを、
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