日本看護協会が3月29日に公表した2023年の病院看護実態調査によると、22年度の新卒の正規雇用看護職員の離職率は10.2%だった。05年に離職率の調査を開始して以降、初めて10%を超えた前年度から0.1ポイントの改善にとどまり、新卒者の離職率は高止まりが続いている。【渕本稔】
調査は23年10月1日-11月14日に実施。全国の病院8,130施設の看護部長に、看護職員の離職率や給与の状況などを聞いた。有効回答数は3,699施設。有効回答率は45.5%で、前年度から9.2ポイント上昇した。
22年度の正規雇用看護職員の離職率は全体で11.8%(対前年度比0.2ポイント増)、
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