厚生労働省は21日、DPC対象病院の病院群ごとに6月から適用する基礎係数と、病院ごとの機能評価係数IIの値などを官報告示した。「DPC標準病院群」の基礎係数は、調査期間のデータ数が月90件未満の病院をそれら以外の病院と切り分けて設定する。【兼松昭夫】
■「係数II+救急補正」のトップは大曲厚生医療センター
DPC標準病院群の基礎係数は、「データ数月90件未満」の103病院を1.0063、それら以外の1,423病院を1.0451にする。
また、DPC標準病院群以外の基礎係数は「大学病院本院群」(82病院)が1.1182、「DPC特定病院群」(178病院)は1.0718で、いずれも6月1日から適用し、2026年度の診療報酬改定で見直す。
大学病院本院並みの診療機能があるDPC特定病院群は、22年度の181病院(4月1日現在)から差し引き3病院減る見込み。DPC対象病院全体では22病院増え1,786病院になる。
基礎係数は、DPC対象病院の基本的な診療機能を評価する仕組みで、
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