厚生労働省は、「医師の働き方改革の推進に関する検討会」が14日に開いた会合で、医師の働き方改革を4月以降さらに推進する上での課題として、スキルアップのために一定期間に集中して診療を行う研修医らに適用し、時間外労働の上限規制を特例で緩和する「C水準の上限のあり方」を挙げた。【兼松昭夫】
C水準には、研修医に適用する「C1水準」のほか、高度な技能の修得を目指す医師の「C2水準」があり、現在は年1,860時間とされている上限を引き下げるかも含めて検討する。
地域医療の維持に不可欠な業務に従事する医師に適用し、2035年度末の終了を目指す「地域医療確保暫定特例水準」(B水準)に関しては、上限(年1,860時間)の段階的な見直しを検討することとされている。しかし、C水準に関しては具体的な対応が決まっていない。
厚労省は14日の検討会で、
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