2025年に向けた地域医療構想のさらなる推進に向け、厚生労働省は13日、医療提供体制での課題や重点的な支援の必要性があるとされる「推進区域」(仮称)を各都道府県に1、2カ所、その区域のうち「モデル推進区域」(同)を全国に10-20カ所程度それぞれ設定する方針をワーキンググループに示した。モデル推進区域では国が伴走支援を行う。月内に詳細を通知する。【松村秀士】
厚労省の担当者は会合後、推進区域の設定について地域医療構想の取り組みが行われていない区域というレッテルを貼るものではないと指摘。「さらに取り組みを推進していくため後押しをするものだ」と説明した。
都道府県によるPDCAサイクルを通じた地域医療構想を推進するため、25年に向けた国や都道府県、医療機関の取り組み事項を厚労省が明確化するとともに、国による積極的な支援を行う。
具体的には、24年度の前半に国が推進区域とモデル推進区域をそれぞれ設定した上で、
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