厚生労働省は、医療機関の医師が行う訪問診療や往診を半径16キロ以内に制限する要件の取り扱いを明確化する。政府の規制改革実施計画や経済対策の記載を踏まえた対応で、地方厚生局などへ年内にも周知する。【兼松昭夫】
訪問診療・往診などの「16キロルール」を巡っては、政府の規制改革推進会議から距離を制限する根拠が不明で「合理的ではない」などと指摘されている。
一方、中央社会保険医療協議会が27日に開いた総会では、現在の枠組みをベースにした対応を診療側と支払側双方の委員が主張した。厚労省は、それらを踏まえルールの解釈を年内にも明確化・周知する方針。
このルールは、
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