中央社会保険医療協議会は20日、「データ提出加算」の見直しを議論し、医療機関が提出したデータの質を評価する「提出データ評価加算」の廃止を支払側の委員が主張した。【兼松昭夫】
提出データ評価加算は、傷病名マスタに記載がない「未コード化傷病名」の割合がどれだけ低いかの観点からデータの質を評価する仕組みで、2018年度の診療報酬改定で新設された。
現在は、入院と外来双方のデータを提出して「データ提出加算2ロ」か「データ提出加算4ロ」を算定する許可病床200床未満の病院が対象で、
▽患者属性や病態等の「様式1」で未コード化傷病名が2%未満
▽外来患者の診療報酬算定情報の「外来EF統合」で未コード化傷病名が2%未満
▽診療報酬明細書(レセプト)に記載された未コード化傷病名が10%未満
-などをクリアすると、入院患者1人につき、さらに40点を上乗せできる。
厚生労働省の調べでは、データ提出加算2ロを算定する病院の8割超が3月の時点で提出データ評価加算を算定していた。
ただ、
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