中央社会保険医療協議会が15日に開いた総会で、支払側の委員は訪問診療の算定回数が多い医療機関で繰り返し実施される認知症などの患者への訪問診療について「回数を厳格に管理すべきだ」と主張した。【松村秀士】
この日の総会では、2024年度の診療報酬改定に向けて在宅医療をテーマに改めて議論した。厚生労働省がNDBデータを基に集計したところ、在宅患者訪問診療料の算定回数が月500回以上の医療機関について、訪問診療の頻度が1カ月で平均4回を超える医療機関が一定数あった。
その医療機関は月平均4回未満の医療機関と比べてターミナルケア加算や往診料の算定回数が少なかったほか、患者の主傷病名は高血圧症やアルツハイマー型認知症などが多かった。訪問診療の頻度が
(残り459字 / 全779字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】