中央社会保険医療協議会は13日、2024年度の診療報酬改定に対する意見書をまとめた。診療報酬の引き上げを安易に行う環境にはないとする支払側の意見と、従来以上の大幅なプラス改定を求める診療側の意見を併記し、改定率の設定に際して適切な対応を厚生労働相に求めた。【兼松昭夫】
意見書ではまた、新興感染症、医療機能の分化・強化・連携、医療従事者の働き方改革や処遇改善などさまざまなテーマに、診療報酬だけでなく補助金や税制、制度改革などを組み合わせて対応することが重要だと指摘した。
施策の成果や健康への影響を正確・迅速に把握・検証して見直しに役立てるため、体制の充実が望まれるとしている。
診療報酬改定の意見書は中医協が2年ごとにまとめている。
24年度の診療報酬改定を巡り、
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