厚生労働省は、13日に開かれた「健康・医療・介護情報利活用検討会医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ」の初会合で、医療情報の二次利用の論点として、仮名化情報の保護と利活用を図るための法制度の在り方などを挙げ、議論を促した。公的データベース間の患者の特定(紐付け)や情報提供に係る審査体制について議論を深めたい考えだ。【新井哉】
厚労省は、医療情報の二次利用について、▽法制度の在り方▽患者の特定や連結方法▽データの標準化・信頼性の確保▽データ利活用基盤の構築▽クラウドやAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)連携の整備方法-などの論点があることを説明。ワーキンググループでは、法制度の在り方と情報連携基盤の整備を議論する方向性を示した。また、データの標準化・信頼性、クラウドやAPI連携といった技術的な論点については、専門家らによる「検討の場」を新たに設け、議論する方針だ。
厚労省によると、ワーキンググループで取り扱う法制度の在り方に関しては、公的データベースを対象に、
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