中央社会保険医療協議会は10日、2024年度の診療報酬改定に向けて「かかりつけ医機能」に対する評価の見直しを議論し、地域包括診療料や機能強化加算を届け出ている医療機関の医師にサービス担当者会議への参加を義務付けることに診療側の委員が反対した。【兼松昭夫】
地域包括診療料などの算定要件にサービス担当者会議への医師の参加実績を追加することは支払側が主張している。6年ぶりに行われる介護報酬との同時改定で、医師と介護支援専門員(ケアマネジャー)の連携を促し、ケアプランに医療の視点をより反映できるようにするのが狙い。
松本真人委員(健康保険組合連合会理事)は、この日の総会で、少なくとも地域包括診療料に関しては、サービス担当者会議への参加の実績を要件とするべきだと改めて主張した。
しかし、診療側の池端幸彦委員(日本慢性期医療協会副会長)は「サービス担当者会議への参加を義務化したら、
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