財政制度等審議会の財政制度分科会が1日に開いた会合で、財務省は、医師の偏在対策として診療所の自由開業・自由標榜の見直しを提案した。診療所が増え続けているものの、特定の地域や診療科への医師の偏在が解消されないためで、地域・診療科ごとに専門医の定員を設定しているフランスなどを参考に、これまでより踏み込んだ対応が必要だと指摘した。【兼松昭夫】
こうした内容は、財政審が5月にまとめた提言(建議)にも盛り込まれていたが、今回は医師偏在対策の今後の主な改革として、診療所の報酬単価の適正化などと共に「自由開業・自由標榜の見直し」を挙げた。
財務省は、診療所の数が2000年代以降、
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