政府の経済財政諮問会議が26日開かれ、内閣府は、65歳以上の高齢者人口が2043年に3,953万人でピークを迎えるとする推計を示した。うち75歳以上の人口は30年に2,260万人に達して高止まりする見通しで、「現段階から医療提供の在り方の改革が急務」だとしている。【松村秀士、兼松昭夫】
この推計は、国立社会保障・人口問題研究所が4月に公表した「将来人口推計」を使って新たに行った。
それによると、1人当たり医療・介護の給付費が高い85歳以上の人口は増加傾向が続いて63年に1,189万人でピークを迎える見通しで、介護の需要と認知症の増加が見込まれる。
■新政権の重点課題に社会保障の持続可能性への対処-民間議員
一方、生産年齢の人口は
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