財務省は11日、医療機関を支援する「コロナ特例」について、経過的な取り扱いが終了したら早急に解消することを財政制度等審議会の財政制度分科会に提言した。新型コロナウイルスの感染症法の位置付けが「5類」に変更されたのを踏まえた主張で、病床確保料や感染防止対策など医療体制を確保するための主な支援だけで過去3年間に約21兆円の国費が投入されたと、改めて強調している。【松村秀士】
新型コロナへの対応を巡り、国は医療提供体制を強化するためのさまざまな特例的な支援を行ってきた。
財務省の集計によると、主要な支援としてこれまでに投入された国費21兆円程度の内訳は、
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