後発医薬品の使用促進に効果があるとされるフォーミュラリの作成が、病院で進んでいる。中央社会保険医療協議会・診療報酬改定結果検証部会が行った2022年度調査で、フォーミュラリを定めている病院が19.6%となり、21年度調査の9.2%から2倍以上になった。【ライター 設楽幸雄】
フォーミュラリが作成されている薬効群は、抗消化性潰瘍薬のプロトンポンプ阻害薬(PPI)(内服・注射)が最も多い。作成前は新薬の使用が多かった病院で、フォーミュラリの作成後は、推奨薬が後発品とされたことから、後発品の使用が急増し、逆に新薬の使用量は急減していった事例報告がある。H2遮断薬もフォーミュラリ作成が多い。
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