国産初の新型コロナ経口治療薬ゾコーバ錠(エンシトレルビルフマル酸塩、塩野義製薬)について、薬価を1錠7,407.40円、一治療で5万1,851.80円とし、15日付で薬価収載することを、中央社会保険医療協議会・総会が8日了承した。ピーク時予測販売金額は2年度で192億円。販売額が一気に3,000億円超に拡大することにも備え、市場拡大再算定時の引き下げ上限を拡大した。【ライター 設楽幸雄】
ゾコーバ錠の薬価算定は、高額医薬品の特例として、既存品の経口コロナ治療薬ラゲブリオ(MSD、一治療薬価9万4,312.00円)と、経口抗インフルエンザ薬ゾフルーザ(塩野義製薬、同4,453.50円)を最類似薬とし、それらの一治療薬価の平均値を基本とした。
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