新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けを季節性インフルエンザなどと同じ「5類」へ5月8日に切り替えるのに合わせ、政府は、入院と外来の医療提供体制の段階的な見直しの検討を始めた。入院では、都道府県に指定された重点医療機関などがカバーする現在の体制から、コロナの入院にこれまで対応してこなかった病院を含む幅広い提供体制に「移行期間」を設定して切り替える。病床確保料の支給や、2020年4月に始まった診療報酬のコロナ特例は移行期間内に縮小させる。【兼松昭夫】
また、これまで行政が関与してきた入院調整も移行期間に見直し、現場の医療機関同士で個別に調整する仕組みへ段階的に切り替える。
新型コロナの感染症法上の位置付けを切り替えるのに伴い、政府は、コロナ関連のこれまでの政策や措置を見直す。医療提供体制の見直しでは、入院・外来の双方に移行期間を設定し、幅広い医療機関が対応する形への段階的な切り替えを目指す。国が3月上旬をめどに具体的な方針を示す。
入院が必要な感染者の受け入れ病床は、
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