厚生労働省が実施した介護事業経営概況調査結果によると、介護施設・事業所の2021年度の「収支差率」が、新型コロナウイルス関連の補助金の収入を含めるとサービス全体で平均プラス3.0%となった。ただ、黒字幅は前年度から0.9ポイント縮小した。補助金を含めなければ、収支差率は0.6ポイント低下のプラス2.8%だった。【松村秀士】
■各サービスの全てが黒字確保-補助金含め
1日に開かれた社会保障審議会・介護給付費分科会の介護事業経営調査委員会で、厚労省が調査結果案を示した。担当者は、「20年度から21年度にかけて多くのサービスで収入が増加する一方、給与費やその他の費用がそれを上回って増加した結果、収支差率が低下した」と説明した。
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