不適切なオンライン診療を受けた人からの相談が散見されることを踏まえ、厚生労働省は実施に当たってのルールを定めた現行の指針を改訂する。安全性や有効性の観点から、各学会の対面診療でも用いられている診療ガイドラインなどに基づき適切にオンライン診療を行わなければならないことを指針に追記。実施する場合は指針を順守していることをホームページや院内掲示などで公表する必要があることも加える。また、医療機関を標的にしたサイバー攻撃のリスクが高まっていることから、より確実に情報セキュリティーを担保できるように見直す。【松村秀士】
厚労省が、23日の社会保障審議会・医療部会でこうした方向性を提案し、了承された。できるだけ早く改訂する予定。
消費生活に関する相談情報を蓄積しているデータベースには、オンライン診療を受けた人からの相談事例も複数あるという。
具体的には、
(残り608字 / 全981字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】