医薬品の流通と薬価制度、産業構造などを議論する厚生労働省の有識者検討会は29日、前回に引き続き、産業界からヒアリングを行った。薬価制度について、日本医薬品卸売業連合会は、適正な薬価差・適正な流通コスト負担となる償還価格の仕組みへの見直しを求めた。議論となっている公定マージンには触れなかった。再生医療等製品の団体は、医薬品・医療機器の例によるのでない新算定方式の導入を求めた。【ライター 設楽幸雄】
実質3回目の有識者検討会は、再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)、医薬品卸連と、クレコンリサーチ&コンサルティングからヒアリングした。
医薬品卸連は、薬価制度の見直しで、「全体として、適正な薬価差・適正な流通コスト負担など、公正かつ公平な償還価格の仕組み」とすることを求めた。
(残り1381字 / 全1720字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】