次の介護保険制度改正に向け、社会保障審議会の介護保険部会は26日、「給付と負担」に関する検討を始めた。政府が6月に閣議決定した骨太方針2022などを踏まえた対応で、議論では抜本的な対策を求める声や、能力に応じた負担は避けられないといった指摘があった。部会では、年末に意見を取りまとめる。【松村秀士】
厚生労働省は26日の部会で、介護保険での給付と負担に関するこれまでの指摘事項を整理した。具体的には、▽被保険者や受給権者の範囲▽低所得の介護保険施設入所者への食費・居住費の補助(補足給付)に関する給付の在り方▽多床室の室料負担▽ケアマネジメントに関する給付の在り方▽「現役並み所得」「一定以上所得」の判断基準▽福祉用具貸与の見直し-に関する部会での指摘や政府の考え方など。
このうち、「現役並み所得」「一定以上所得」の判断基準については、
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