処方箋枚数は、コロナ禍で患者数が減少した中で長期処方が増加したため、2020年度に8億枚を大きく割り込んだが、21年度は8億205万枚まで回復した。しかし、ピーク時に比べると、まだ4,000万枚以上少ない。21年度の調剤医療費は、前年度比2.7%増の7兆7,515億円で過去最高となった。【ライター 設楽幸雄】
厚生労働省が16日、21年度調剤医療費の動向をまとめた。調剤医療費は、コロナ前の19年度に過去最高の7兆7,464億円となっていたが、20年度には2.6%減の7兆5,447億円に落ち込んだ。
21年度は、その落ち込み分を上回る2.7%増となり、19年度に比べても0.07%増とわずかながらプラスで、過去最高を更新した。
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