中央社会保険医療協議会は20日、薬価専門部会とその後の総会で、2023年度の薬価中間年改定に向けた22年度薬価調査について、前回の中間年調査と同様の実施方法とするとした厚生労働省案を了承した。薬価改定の具体的内容は、薬価専門部会で議論し総会に報告することとしたが、製薬業界や卸売業界からのヒアリングを含め、より丁寧な議論を早めに始めるべきとの意見が、診療側と支払側の双方から出された。【ライター 設楽幸雄】
中間年薬価改定は、21年4月に1回目が実施された。薬価調査は、20年9月取引分を対象とし、2年に1回の通常改定時の調査よりも、対象範囲を縮小して、販売側の卸は全数でなく3分の2の抽出調査、購入側の病院、診療所、薬局は抽出率を通常の20分の1、200分の1、60分の1でなく40分の1、400分の1、120分の1とした。
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