厚生労働省は、全国の5,453病院の9割超が外国人患者を受け入れる体制の現状把握や課題抽出を行っていないとする調査結果を公表した。また、同省の研究班が作成した「外国人患者の受入れのための医療機関向けマニュアル」の内容を知っている病院が約3割にとどまった。【松村秀士】
調査は、2021年9月1日から10月15日にかけて、医療機関での外国人患者の受け入れ体制を把握するために実施。5,453病院から回答を得た。
自院での外国人患者の受け入れ体制の現状把握や課題抽出について聞いたところ、92.6%の5,047病院が「実施していない」と回答した。一方、382病院(7.0%)が「実施している」と答え、24病院(0.4%)が回答しなかった。
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