厚生労働省は29日に開かれた厚生科学審議会感染症部会で、欧米を中心に感染が広がっている「サル痘」について、国内での発生に備えた対策を示した。国立国際医療研究センター(NCGM)で、患者の接触者に対し、天然痘ワクチンを投与する臨床研究体制を構築し、関東周辺以外でも投与可能となる研究体制などを検討する。【新井哉】
治療薬について、厚労省は、人口の多い大都市圏でNCGMや自治体との連携が円滑に行える医療機関を研究参加施設に追加することや、治療薬の安全性・有効性を確認する観点から、当面は、軽症例も含めて臨床研究の枠組みで投与する方向性を示した。
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