厚生労働省の作業部会は、「小児がん拠点病院」での専門職の人員の充実を図る方針を固めた。指定要件に、小児がんの手術に携わる専門的な知識や技能を持つ専任の医師を、1人以上必要な数配置することなどを加えることで大筋合意した。厚労省は、これらの要件などを盛り込んだ整備指針の改定版を今夏に公表する。【松村秀士】
小児がん拠点病院は、地域での小児がんの医療提供や支援の中心的な役割を担う施設。2021年10月1日時点で全国に15カ所配置されている。
配置が要件化される見通しの小児がんの手術に携わる専門的な知識や技能を持つ専任の医師については、原則として常勤であることとし、専従であることが望ましいとされている。
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