東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第83回)が17日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、オミクロン株BA.1系統からBA.2系統への置き換わりが進むとされていることを取り上げ、「増加比が100%を超えることが予想され、警戒する必要がある」との見解を示している。【新井哉】
コメント・意見では、新規陽性者数の7日間平均が16日時点で8,093人/日と、緩やかな減少傾向にあるものの、「未だ第5波のピーク時(8月19日約4,849人/日)の約1.7倍の数値であり、医療提供体制への影響が大きい水準で推移している」と指摘。昨年、年度末前後で新規陽性者が増加したことに触れ、歓送迎会や卒業パーティー、お花見などの年度末前後のイベントによる人の移動、接触機会の増加などの影響を受ければ、「感染が再拡大する恐れがある」としている。
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