厚生労働省は4日、4月1日実施の薬価基準改定を官報告示した。改定率は、医療費ベースで▲1.35%。このうち不妊治療の保険適用に伴う薬剤の新規収載分が+0.09%あり、既収載品の実勢価などに基づく改定分は▲1.44%であり、その薬剤費ベースの改定率は▲6.69%となる。【ライター 設楽幸雄】
医療費ベース▲1.44%、薬剤費ベース▲6.69%という薬価引き下げは、近年では薬価制度抜本改革で引き下げ幅が拡大された2018年度改定の医療費ベース▲1.65%、薬剤費ベース▲7.48%に次ぐ大幅なものとなる。
その18年度改定時の薬価制度抜本改革分を除いた実勢価等分は、医療費ベースで▲1.36%にとどまっている。それでも、近年では最大の引き下げ幅だった。
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