厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は2月28日、新型コロナウイルス感染症診療の手引き第7版に関する事務連絡を、都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)に出した。1月27日に事務連絡した第6.2版を改訂したもので、関係各所へ周知するよう求めている。【新井哉】
今回の改訂では、「ワクチンによる重症化予防効果」を追加した。具体的には、国立感染症研究所において、検査陰性デザインを用いた症例対照研究により、オミクロン株流行期 (2022年1月) における新型コロナワクチンの発症予防効果が報告されたことを取り上げ、2回接種から0-2カ月の有効率 (発症予防効果) は71%、2-4カ月は54%、4-6カ月は49%、6カ月以降は53%と説明。「追加接種後2週間程度(中央値16日)の有効率は81%であった」としている。
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