中央社会保険医療協議会は2日、2022年度の診療報酬改定で実施する個別改定項目と附帯意見の案を了承した。9日に開く予定の総会で22年度報酬改定案を答申する。【兼松昭夫】
中医協では、個別改定項目の厚生労働省案(いわゆる短冊)の議論を1月28日までに一巡させた。2日には、これまでの議論の内容や記載漏れの修正などを反映させた厚労省案が示された。急性期一般入院料1の病棟向けに新設する「急性期充実体制加算」と、従来の総合入院体制加算の同時算定を認めないなどの内容。
一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」の測定項目の変更では、入院患者の「モニタリング・処置等の実施状況」を評価するA項目のうち、▽「心電図モニターの管理」を削除▽「点滴ライン同時3本以上の管理」を「注射薬剤3種類以上の管理」に変更▽「輸血や血液製剤の管理『あり』」の得点を現在の1点から2点に引き上げ-の3点を明記した。
22年度の改定では、
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