厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部などは19日、オミクロン株の感染流行に対応した臨時の医療施設の開設準備や医療機関における診療機能の維持・継続に関する事務連絡を、都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部（局）に出した。臨時の医療施設・入院待機施設については、開設までの準備に一定程度時間を要することなどを踏まえ、「迅速に、看護師等必要な医療人材の確保を含め、開設準備に着手するとともに、必要な時期までに開設すること」としている。【新井哉】

　事務連絡では、全国的なオミクロン株の流行により、新型コロナウイルス感染症患者が急増し、医療機関においても医療従事者の感染者や濃厚接触者が増えていることを説明。臨時の医療施設・入院待機施設の対応に加え、「保健・医療提供体制確保計画における確保病床を即座に稼働できる体制とすること（病床のフェーズの引上げ）」についても、引き続き対応するよう求めている。

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