厚生労働省は8日、第62回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。全国の新規感染者数について、「非常に低い水準となっているが、感染伝播は未だに継続」と指摘。一部の地域では、事業所や社会福祉施設などでのクラスターや感染経路不明事案の発生による一時的な増加も見られることを取り上げ、「下げ止まりが懸念される」としている。【新井哉】
厚労省によると、1日時点の全国の入院者数は415人で、1週間前と比べて108人減っている。全国の受入確保病床数に対する割合は1.0%(1週間前は1.3%)で、都道府県別では、山形(3.4%)が最も高く、以下は、群馬(3.0%)、北海道(2.8%)、埼玉(2.5%)などの順だった。
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