BCPの策定で、民間企業に大きく水をあけられている病院。どうすれば民間企業のような積極的な姿勢が生まれるのか。SOMPOリスクマネジメント医療・介護コンサルティング部の宮本薫上席コンサルタントと同部の橋本勝グループリーダーに聞いた。【川畑悟史】
SOMPOリスクマネジメント医療・介護コンサルティング部の宮本氏(左)と橋本氏
-病院のBCP策定は3割未満ですが、一般の民間企業ではどうなっていますか。
宮本氏 着実に進んでいる。内閣府が2019年2月に実施した「令和元年度企業の事業継続及び防災の取組に関する実態調査」の結果によると、BCPを策定した大企業は68.4%で、策定中までを含めると8割を超えている。中堅企業での策定は34.4%と大企業に比べると低いが、策定中までを含めると5割以上になっている。
-病院と策定割合に、なぜこれだけ大きな差があるのですか。
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