厚生労働省は15日、医師の働き方改革の内容を広く勤務医に伝えるための方法論について検討する作業部会の初会合を開いた。医師の働き方改革の周知に資する情報発信内容の検討と、医療現場において医師の働き方改革につながる行動変容を促す上での課題の抽出の2つを今後の主な検討課題として、年度内に取りまとめを行う。【齋藤栄子】
この日の「勤務医に対する情報発信に関する作業部会」では、2つの検討課題について自由討議が行われた。情報発信に当たり、勤務医の立場から見た医師の働き方改革の内容について、当事者目線で簡潔にまとめた「解説コンテンツ」の作成に向けて検討を行い、成果物を今後の制度周知を行う際の骨子として活用する案が厚労省から示された。また、行動変容を促す上での課題では、属性ごとの課題の整理と、関係者のヒアリング等による検討の結果を踏まえて、どのようなアプローチが有効か検討される。
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