厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、今後の感染拡大に備えた新型コロナウイルス感染症に係る保健所体制の整備などに関する事務連絡(1日付)を、都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)に出した。今夏、感染力の強い変異株の流行により、これまでの想定を上回る規模・スピードでの感染拡大が生じ、各保健所における運用面においてさまざまな課題が明らかになったことを指摘。今後もこうした感染拡大が中長期的に反復する可能性があることを前提に「更なる体制の強化を図り、業務を円滑に行えるようにしておく必要」があるとしている。【新井哉】
事務連絡では、「各地におけるこれまでの取組事例」を踏まえつつ、「新型コロナウイルス感染症に係る保健所体制の整備に関する今後の取組について」、「新型コロナウイルス感染症に係る保健所の業務に関する今後の取組について」をまとめたことを説明。「保健・医療提供体制確保計画」を策定する際の参考にするよう求めている。
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