東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第64回)が24日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、「新規陽性者数(7日間平均)は、第5波のピーク時の15%以下の水準まで減少したものの、累積した入院患者数は、未だ第5波のピーク時(9月4日4,351人)の約50%と高い水準である」と指摘。「この状況下で、新規陽性者数が増加に転じれば、入院患者数は高い水準からの増加となるので、再び危機的状況となる」とし、新規陽性者数をさらに減少させる必要性を挙げている。【新井哉】
コメント・意見では、入院患者数について、前回(15日時点)の3,097人から22日時点で2,046人と減少したが、「新規陽性者に占める10代以下の割合が高い値で推移しており、保育園・幼稚園や学校等での感染拡大の可能性を踏まえた小児のクラスター対策及び小児病床の確保が必要である」と指摘。また、7月以降、妊婦の感染者が急増していることを取り上げ、「周産期医療体制を充実する必要がある」としている。
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