東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第63回)が16日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、「新規陽性者数の減少にもかかわらず、累積した入院患者数は、未だ高い水準で推移している」と指摘。「医療提供体制が逼迫している中、新規陽性者数が増加に転じれば、再び危機的状況となる」としている。【新井哉】
コメント・意見では、入院患者数について、前回(8日時点)の4,008人から15日時点で3,097人と減少したが、「入院患者数及び重症患者数で70代以上の割合が上昇傾向にある」と指摘。「高齢者層は、入院期間が長期化することが多く、医療提供体制への負荷を軽減するためには、高齢者層への感染を引き続き徹底的に防止する必要がある」としている。
(残り549字 / 全887字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】