【株式会社メディチュア 代表取締役 渡辺優】
■医師事務作業補助体制加算は「働き方改革」の重点項目
医師事務作業補助体制加算の届出は年々増加し、直近は3,000施設に届く勢いである=グラフ1=。また、一般病床を有する病院では届出割合が50%を超えた=グラフ2=。療養病床・精神病床のみで一般病床を有さない病院での届出は、割合こそわずかだが、全国で70施設を超えた。
グラフ1 医師事務作業補助体制加算の届出施設数推移
2018年度まで:中央社会保険医療協議会 総会(19年11月8日)資料、19年度以降:各地方厚生局 届出受理医療機関名簿を基に作成(各年度7月1日時点)
グラフ2 医師事務作業補助体制加算の届出施設割合
各地方厚生局 届出受理医療機関名簿(21年8月調査)を基に作成
働き方改革を推進していく上で、医師の負担軽減策は重要な取り組みとして位置付けられている=資料=。加えて、医師事務作業補助体制加算の診療報酬点数が上がり続けている=グラフ3=。これは、働き方改革推進の大方針があるためと考えてよいだろう。
資料 「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取組の概要」(赤枠、マーカーは筆者追記)
厚生労働省 第8回医師の働き方改革に関する検討会(18年7月9日) 資料より引用
グラフ3 医師事務作業補助体制加算 点数推移(実線:加算1 点線:加算2)
診療報酬点数表を基に作成
■診療報酬点数アップが手厚い配置を後押し
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次回配信は9月29日5:00を予定しています
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