厚生労働省は15日、医療用医薬品の添付文書(使用上の注意)改訂の指示を出した。改訂の対象となった医薬品は以下の通り。【新井哉】
〔ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)〕商品名はキイトルーダ点滴静注100mgなど。悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんなどに効能・効果がある。「重要な基本的注意」の肝機能障害、硬化性胆管炎に関する記載の項に劇症肝炎、肝不全に関する注意喚起、「重大な副作用」の「肝機能障害、肝炎、硬化性胆管炎」の項に「劇症肝炎、肝不全」をそれぞれ追記。国内症例が集積したことから、専門委員の意見も踏まえ、改訂することが適切と判断した。過去3年の副作用報告で「肝不全」の関連症例が29例(死亡症例は18例)あり、このうち医薬品と事象との因果関係が否定できない症例が5例(死亡症例は3例)あった。
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