厚生労働省と経済産業省は16日、新型コロナウイルス感染症で需要が急増したマスクについて、日本産業規格(JIS)を制定したと発表した。医療用および一般用と感染対策医療用のマスクを対象に、安心してマスクを着用するための性能や試験方法について標準化を図ることが目的だとしている。【齋藤栄子】
これまでマスクの公的規格が整備されておらず、各メーカー独自の試験方法による品質表示情報を基に性能を判断せざるを得なかった。使用者が安心してマスクを購入できるよう、性能および試験方法について標準化を図り、医療用および一般用のマスクを対象とした「JIS T9001」、コロナ感染対策に従事する医療従事者用のマスクを対象とした「JIS T9002」を制定した。
今後、日本衛生材料工業連合会が関係する機関と連携して、規格の適合性を審査する。適合したマスクには、連合会が発行する認証番号等を表示できる仕組みを運用する予定。運用の詳細は、連合会ホームページで22日以降に公表する。
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