厚生労働省が中央社会保険医療協議会の分科会に報告した調査結果で、2020年度の一定の期間に地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料の実績基準を満たさない医療機関があったことが分かった。新型コロナウイルス患者の受け入れの有無にかかわらず、おおむねこうした傾向が見られた。【松村秀士】
厚労省が16日の「入院医療等の調査・評価分科会」で、入院医療に関する20年度調査の結果を示した。それによると、地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料1を届け出る医療機関のうち、20年4月から6月にかけて自宅などから入棟・入室した患者の割合が基準値の「15%以上」に満たない施設が、新型コロナ患者の受け入れの有無にかかわらず一定数あった。
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