厚生労働省は12日、第34回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。関西圏の感染状況については、「大阪、兵庫を中心に、医療提供体制や公衆衛生体制の非常に厳しい状況が継続」と指摘。「自宅および宿泊療養中の症状の悪化に対して迅速な対応が困難となっている」との見解を示している。【新井哉】
厚労省によると、4日時点の全国の入院者数は1万4,927人で、1週間前と比べて1,838人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は44.9%(1週間前は40.0%)で、都道府県別では、大阪(83.2%)が最も高く、以下は、石川(80.4%)、奈良(71.6%)、岡山(70.1%)、沖縄(68.9%)、和歌山(68.3%)、京都(67.6%)、福岡(62.2%)、三重(61.7%)、兵庫(61.3%)などの順だった。
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