初のCAR-T療法再生医療等製品で保険収載時には国内最高薬価3,349万3,407円となった白血病用「キムリア」(ノバルティスファーマ)は、2019年10月の消費税引き上げで3,411万3,655円となっていたが、費用対効果評価の結果、7月からは4.3%引き下げて3,264万7,761円となる。一方、国内2番手CAR-T療法の「イエスカルタ」(第一三共)が、キムリアの引き下げ後と同額で4月21日に薬価収載。さらに、3番手の「ブレヤンジ」(セルジーン)が同額で5月に薬価収載の見込みだ。【ライター 設楽幸雄】
厚生労働省が14日、中央社会保険医療協議会・総会に提案し、了承された。
キムリアは、19年5月の薬価収載時には、原価計算で有用性加算35%が認められ、さらに、希少疾病用医薬品として市場性加算10%が認められた。ただし、原価計算の開示度が50%未満であったため、加算係数0.2が適用され、最終の加算率は9%(45%×0.2)で、3,349万3,407円となった。
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