厚生労働省は12日、新型コロナウイルスの感染患者らの入院を受け入れる医療機関への2021年度の補助金事業について、5月11日までに新たに割り当てられた即応病床に対象を広げるとともに、交付申請書の提出期限を同日に延長する方針を示した。従来は病床の割り当てと申請の期限が共に同5日だったが、同省の担当者は、「まん延防止等重点措置の実施に伴う対応」と話している。【松村秀士】
21年度の同事業では、20年12月25日から21年5月11日までに、都道府県から新型コロナの感染患者らに対する即応病床を割り当てられた医療機関に対し、国が確保病床数に応じて補助金を交付。新型コロナに対応する病床をさらに確保するのが目的で、前年度の事業で補助を受けていない病床が対象となる。
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