厚生労働省は8日、第29回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。全国の新規感染者数は3月上旬以降増加が続いていることや、関西圏での増加に伴い、3月下旬から増加率も高まっていることを指摘。「新規感染者数の増加に伴い、3月下旬以降重症者数も増加に転じており、重症者増加のスピードに注意が必要」としている。【新井哉】
厚労省によると、3月31日時点の全国の入院者数は7,916人で、1週間前と比べて1,641人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は23.6%で、都道府県別では、兵庫(60.1%)が最も高く、以下は、福島(47.1%)、宮城(46.7%)、沖縄(43.4%)、山形(42.3%)、奈良(41.9%)、大阪(33.8%)、徳島(33.5%)、千葉(32.7%)、埼玉(31.7%)、東京(29.5%)などの順だった。
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