マイナンバーカードの保険証利用として、厚生労働省は、オンライン資格確認の2021年3月からの運用開始に向け、3月末までに6割の医療機関・薬局に顔認証付きカードリーダーの導入を目指している。しかし、1月3日時点の導入申し込みは21.4%にとどまっており、医療機関側の対応は鈍い。厚労省は、医療関係団体の会長に直接働き掛け、また、全医療機関・薬局にリーフレットの再送付などを行う。【ライター 設楽幸雄】
厚労省は13日の社会保障審議会・医療保険部会で、データヘルス改革の進捗状況として、オンライン資格確認のシステム導入準備状況を説明した。
マイナンバーカードによるオンライン資格確認は、21年3月から運用を開始することとしており、それに向けて、医療機関・薬局への顔認証付きカードリーダーの導入を3月末までに6割程度、さらに、23年3月末には「概ね全ての医療機関・薬局での導入」を目指している。
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