厚生労働省は7日、新型コロナウイルス感染症治療薬として特例承認したレムデシビル(製品名ベクルリー、ギリアド・サイエンシズ)の添付文書の改訂が行われ、投与対象患者が、これまでのECMOや人工呼吸器装着などの重症患者から、「SARS-CoV-2による肺炎を有する患者」に拡大されたことを明らかにした。ただし、供給量の状況を踏まえ、配送対象は当面の間、現状維持とする。【ライター 設楽幸雄】
レムデシビルのこれまでの投与対象患者は、▽ECMO装着患者または人工呼吸器装着患者またはICU入室中の患者▽それら以外で、酸素飽和度94%以下または酸素吸入が必要な患者-で、除外基準や基礎疾患の有無を踏まえて、医師の判断により投与が適当と考えられる患者、とされていた。
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