厚生労働省は8日、保険調剤確認事項リストを公表した。保険調剤に関する不適切な事例を列挙し、改めるよう求めている。集団指導や特定共同指導・共同指導での留意事項に通じるものだ。全般的事項では投与期間に上限のある医薬品について2枚以上の処方箋を受け付け、上限を超えて調剤、処方箋によらない調剤などを挙げ、調剤基本料や地域支援体制加算では要件を満たさずに算定、さらに、薬学管理料では各種点数を患者の同意を得ずに算定しているなど、ほぼ全ての点数項目で改善すべき点を指摘している。【ライター 設楽幸雄】
調剤の全般的事項としては、2枚処方箋について、翌週や翌々週に交付予定と思われる処方箋を受け付けて調剤という例も示した。
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